介護報酬改定に関する審議報告
去る1月9日、介護給付費分科会が開催され、資料も公開されました。
そこにある「介護報酬改定に関する審議報告」に注目!
改定される単位は発表されていないものの、今回の改定の方向性、考え方がわかります。
まず基本的な考え方として、中重度者や認知症の方への対応の強化。裏を返せば軽度の人への給付は抑制すると言うことですね。
そして介護人材の確保。さらにサービス評価の適正化と効率的なサービス提供体制の構築が挙げられています。「適正化」というお役所言葉は「引き下げ」という意味。
特に特養とデイサービスがターゲットとなるでしょう。
引き続き、改定の基本的な考え方とその対応を見ると、改定のポイントがわかります。
まず地域包括ケア構築に向けた対応。やはり在宅重視と泊まり・通い・訪問の一体的包括評価の方向性を示しています。
薬局としては単なる「在宅」のみならず、泊まり、通いと要介護者の居所のステージがころころと変化していくことに対応することが求められるでしょう。
外来から在宅へ、という一筋縄ではいかないことを認識することが重要と思います。
続きはまた。